この記事の結論
開発費は、作る画面の数、機能の数、ほかのサービスとの連携の数でおおよそ決まります。先に自分で数えておくと、見積もりの比較がしやすくなります。MVPは10万〜100万円(数日〜数週間)、標準規模は100万〜300万円(目安・約1〜2ヶ月)、それ以上は個別見積もりです。
1. 費用は「何を、いくつ作るか」で決まる
開発費を知りたいとき、多くの人は「いくらかかりますか」と聞きます。けれども、開発会社は何を、いくつ作るかが分からないと、答えられません。
逆に言えば、依頼する側が先に作るものを数えておけば、見積もりの話は早く進みます。数えるだけなら、専門知識は要りません。紙とペンがあれば、今日からできます。
2. 数えるのは、この3つだけ
| 数えるもの | 意味 | 数え方のコツ |
|---|---|---|
| 画面 | お客様が目にするページ | ログイン、一覧、詳細、入力など、1ページを1つと数える |
| 機能 | 画面の裏でする仕事 | 「予約する」「支払う」など、動詞で書き出す |
| 連携 | ほかのサービスとのつなぎ | 決済、メール送信、地図など、使いたいサービスの数 |
画面は目に見えるもの、機能は目に見えない仕事、連携は外部との接続と覚えると、整理しやすくなります。
3. 数えてみる例:習い事の教室を探すアプリ
たとえば、近所の習い事教室を探して予約できるアプリを考えます。
- 画面:トップ、教室の一覧、教室の詳細、予約の入力、予約の完了、ログイン、マイページ
- 機能:教室を探す、予約する、予約を取り消す、会員登録する
- 連携:予約の確認メールを送る
書き出すと、画面は7つ、機能は4つ、連携は1つと見えてきます。この数を見積もりの依頼に添えるだけで、相手の理解が深まります。
4. 数が増えると、規模はどう変わるか
| 数え終わったときの様子 | 規模の目安 | Ill(イル)株式会社の価格帯 |
|---|---|---|
| 画面も機能も少なく、1つの悩みに絞っている | 小さな規模(MVP) | 10万〜100万円・数日〜数週間 |
| 画面と機能が増え、管理用の画面や複数の役割もある | 標準規模 | 100万〜300万円(目安・約1〜2ヶ月) |
| 多くの部署や拠点、たくさんの外部連携が必要 | 大規模 | 要件により個別見積もり |
上の表は目安です。実際の金額は、内容を伺ってから個別にお伝えします。
5. 数を減らして、費用を抑える考え方
数え終わったら、減らせるものがないかを探します。最初の版では、すべてを作る必要はありません。
- お客様が最初の1回で使わない画面は、後回しにする
- 手作業で代わりにできる機能は、作らない(例:予約の取り消しを、まずは電話で受ける)
- 決済や通知は、既存のサービスを借りて自作しない
機能を1つ減らすことは、確認する手間も減らすことにつながります。
6. 見積もりの依頼に、数えた結果を添える
数えた結果を、A4用紙1枚にまとめて渡しましょう。次の3つがあれば十分です。
- 画面の一覧: ページの名前を、順番に書く
- 機能の一覧: 「〜する」の形で書く
- 優先順位: 「必ず」「できれば」「後回し」に分ける
この資料があれば、複数の会社に同じ条件で見積もりを頼めるため、比べやすくなります。
7. 小さく始めて、確かめながら広げる
数えた結果が大きくなりすぎたときは、最初の版を小さく切り出すことを考えましょう。小さく作って、使ってもらい、必要な分だけ足していきます。
Ill(イル)株式会社は、AIを使った開発(Claude Code)と、ベトナムのオフショアチームを組み合わせて開発しています。MVPは10万〜100万円(数日〜数週間)、標準規模は100万〜300万円(目安・約1〜2ヶ月)、それ以上は個別見積もりです。月額数万円からの継続保守プランもあります(条件は個別にご案内します)。
場面別:こんなときはどうする?
数えたら、画面が20を超えたとき:「1つのお客様が、最初に通る道」だけを選びます。その道に必要な画面だけを残すと、数は大きく減ります。
機能が思いつかず、数えられないとき:お客様が使う場面を、朝から順に書いてみましょう。「何をして、次に何をするか」を追うと、機能が見えてきます。
他社のサービスを真似たくなったとき:気に入った点を1つだけ選び、ほかは真似しない約束をします。全部を並べると、数は一気に増えます。
用語かんたん解説
- 連携:ほかのサービスと、データをやりとりすること
- MVP:必要最小限の機能だけで作る、試すための版
- 管理画面:運営する側が、データを見たり直したりするための画面
まずは、作りたいものの画面を、付箋に1枚ずつ書いて並べてみましょう。
よくある質問
画面の数は、正確に数えないといけませんか?
いいえ。だいたいで構いません。±2〜3画面の違いより、「何を作るか」の方向が合っているかのほうが、見積もりには大切です。
数えた結果が、見積もりの金額と合わないことはありますか?
あります。画面は少なくても、中の処理が複雑なものがあるためです。数は目安にして、金額は内容を伝えて個別に確認しましょう。
画面のスケッチがなくても、数えられますか?
数えられます。まず文章で書き出し、あとでスケッチを足してください。数えるだけでも、依頼の質はかなり上がります。
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