この記事の結論

顧客管理システム(CRM)を自社専用に作ると、使う人が増えるほど増えていく月額のライセンス料をなくせます。顧客一覧と商談の管理だけの小さな形なら、10万〜100万円・数日〜数週間で作れます。権限管理や自動連携を足した標準的な形は100万〜300万円(目安・約1〜2ヶ月)、大規模なものは要件により個別見積もりです。

1. Salesforceなどの月額料金が、重く感じ始めたときが検討のタイミングです

CRM(顧客管理システム)とは、お客様の情報や商談の進み具合を、一か所にまとめて管理する道具です。Salesforceのような既製のサービスは便利ですが、使う人の数に応じて毎月の料金が増えていく仕組みが一般的です。

社員が増えたり、営業以外の部署にも広げたりすると、年間の料金が想像以上に膨らむことがあります。「使わない機能も多いのに、料金だけ上がる」という声は、中小企業の担当者からも、社内で新しい事業を始める方からもよく聞かれます。

こうした悩みがあるときに、自社の仕事の流れに合わせた専用のCRMを作るという選択肢が出てきます。

2. 既製サービスと自社専用、長い目で見た費用の違い

2つの違いを、わかりやすく並べます。

  • 既製サービス:始めるのは早い。ただし、人数に応じた月額が続く。仕事の流れを、サービス側の形に合わせる必要がある
  • 自社専用:最初に作る費用がかかる。ただし、人数で料金が増えない。仕事の流れに、システムを合わせられる

目安として、使う人が数十人を超えてくると、数年単位では自社専用のほうが総額で安くなる場合があります。ただし、使う人が少ないうちは、既製サービスのほうが安いこともあります。自社の人数と、今後の増え方で比べてください。

3. 高くならない作り方の、3つの工夫

  1. 最初は「顧客一覧・商談の進み具合・検索」だけにする:いまの仕事で毎日使う機能を最優先にします。見た目の飾りや、あまり使わない機能は後回しにします。
  2. AIを使って、決まりきった部分を速く作る:Ill(イル)株式会社は、Claude Code(AIを使った開発ツール)で、画面や入力欄など定型の部分を効率よく作ります。
  3. 将来の拡張に困らない作りにする:広く使われている技術で作れば、将来、別の会社に引き継ぐときも困りにくくなります。

日本側で要件と品質の確認を行い、ベトナムの開発チームが実装する分業にすることで、人件費も抑えています。

4. 移行で大切なのは、データを間違えずに引っ越すことです

CRMを入れ替えるときの一番の心配は、これまでの顧客データが消えたり、ずれたりすることです。引っ越しの手順は、次のとおりです。

  1. いまのサービスから、データをCSV(表計算ソフトで開ける形式)で取り出す
  2. 表記のゆれ(会社名の「(株)」と「株式会社」など)をそろえる
  3. 新しいシステムに取り込み、件数と中身を、元のデータと照らし合わせる
  4. しばらく新旧を並べて動かし、問題がないことを確かめてから切り替える

切り替えは、部署ごとなど、小さな単位で段階的に行うと、もし問題があっても影響を小さくできます。

5. 発注前に確認したいチェックリスト

  • いま使っている機能のうち、本当に毎日使っているものを書き出したか
  • 使う人数と、1〜2年後の人数の見込みをもとに、月額料金の累計を計算したか
  • 見積書に、作業ごとの内訳があり、何にいくらかかるのかが読み取れるか
  • 納品後の保守について、内容と費用の考え方を、先に確認したか(Ill(イル)株式会社では、月額数万円からの継続保守プランがあり、条件は個別にご案内しています)
  • データを取り出せる形で、あとから持ち出せるか

見積書に内訳がない場合は、遠慮なく質問してください。説明をいやがる会社は、避けたほうが安全です。

独自CRM・顧客管理システムの費用の目安

使う人数と機能の広さによる、費用の目安です。小さな規模から始め、必要に応じて広げる進め方をおすすめします。

開発の規模 主な内容 他社の目安 Ill(イル)株式会社 想定期間
小さなCRM(10名ほど) 顧客一覧、商談の進み具合の管理、検索、CSVの出し入れ 300万〜500万円 10万〜100万円 数日〜数週間
標準的なCRM(30〜50名ほど) 権限の管理、LINE・メールとの自動連携、見積書のPDF出力 600万〜1,200万円 100万〜300万円(目安) 約1〜2ヶ月
大きなCRM(100名以上) AIによる自動の振り分け、会計・基幹システムとの連携 1,500万〜3,000万円 個別見積もり 要件により異なる

他社の目安は、一般的な受託開発の傾向を示した参考値です。Ill(イル)株式会社の金額は、機能や条件により変わります。

よくある質問

SalesforceなどからCRMのデータを移せますか?

移せます。いまのサービスからCSVでデータを取り出し、表記をそろえてから、新しいシステムに取り込みます。取り込んだあとは、件数と中身を元のデータと照らし合わせて確認します。

使う人が少ない会社でも、自社専用のCRMは得ですか?

使う人が数名のうちは、既製サービスのほうが総額で安い場合もあります。人数が増える見込みや、仕事の流れが特殊で既製サービスが合わない場合に、自社専用が向いています。まず現状を伺ったうえで、どちらが合うかをお伝えします。

作ったあとに、仕事の流れが変わったら直せますか?

直せます。広く使われている技術で作るため、画面の変更や機能の追加も、あとから行えます。内容に応じて、継続保守のプランもご案内しています。

無料相談・相見積もり歓迎

システム開発・AI導入の無料相談・概算見積もり

不要な機能を削ぎ落とす「ミニマル設計」で、高品質な開発を適正価格で実現します。

他社見積もりの妥当性診断 最短即日の概算提示 仕様変更に強いアジャイル

🔒 オンライン相談対応・無理な営業は一切いたしません