この記事の結論

新規事業は、始める前に「いつまでに、何が起きたら、続けるか・変えるか・やめるか」を決めておきます。期限と目標の数字を先に決めると、感情に流されずに判断できます。MVPなら、小さな投資で判断材料が得られます。

1. 判断の基準は、始める前に決める

新規事業は、始めてから「続けるか、やめるか」で悩むことがよくあります。そのとき、基準がないと、感情で決めてしまいがちです。

そのため、開発を始める前に、「いつまでに、何が起きたら、どうするか」を、決めておきましょう。

2. 決めておく2つのこと

決めること例
期限公開から3か月後に、見直す
目標の数字有料のお客様が、10人以上になる
続ける条件目標の数字に届き、改善の余地が見える
やめる条件期限までに、目標の半分にも届かない

数字は、小さくても、具体的であることが大切です。

3. 3つの選択肢

結果を見て、次の3つから選びます。

  • 続ける: 目標に届いている、または届きそうな道筋が見える
  • 方向を変える(ピボット): 反応はあるが、狙いと違う。対象や機能を変える
  • やめる: 改善しても、見込みが薄い。損失を広げない

方向を変えることは、失敗ではありません。MVPで分かった反応を生かして、より良い方向へ進む判断です。

4. 数字だけでなく、理由も見る

数字が目標に届かないとき、なぜ届かないのかを、利用者の声や記録から探りましょう。

  • そもそも、知られていないのか(集客の問題)
  • 使ってみたが、続かないのか(価値の問題)
  • お金を払う段階で、止まるのか(価格や内容の問題)

原因によって、直し方も、続けるかどうかの判断も変わります。

5. 場面別:こんなときはどうする?

共同の仲間と、意見が分かれたとき:先に決めた基準と数字を、一緒に見直しましょう。基準があると、感情的な対立を避けられます。

投資した分を、取り戻したいと感じるとき:すでに使った費用は戻りません。これから使う費用と時間が、見合うかだけで、考えましょう。

少数だけ熱心な利用者がいるとき:その人たちが、なぜ使い続けるのかを聞くと、方向を変えるヒントが得られることがあります。

6. まとめと、用語かんたん解説

続けるか、変えるか、やめるかは、始める前に決めた、期限と目標の数字で判断しましょう。基準があると、感情に流されにくくなります。

  • ピボット:事業の方向を、大きく変えること
  • 撤退:事業をやめること
  • MVP:必要な機能だけで作る、小さな最初の版

小さく試すことで、判断の材料を、少ない費用で手に入れられます。

判断の基準は、紙に書いて、関係者全員で共有しておきましょう。見直しの日を、先にカレンダーに入れておくことも、忘れずに。

判断の場面で一番大切なのは、一人で抱え込まないことです。数字と利用者の声を持ち寄り、関係者で話し合うことで、納得感のある結論が出せます。また、決めた結果とその理由を記録しておくと、次の新規事業にも生かせます。

7. やめるときの進め方

やめると決めたら、お客様への連絡、データの扱い、契約の整理を、順序立てて進めましょう。

小さく試したMVPなら、投資額が小さく、次に生かせる学びも残ります。Ill(イル)株式会社では、MVPを10万〜100万円・数日〜数週間の範囲でご提案しています。見直しの相談も、お受けします。

よくある質問

期限は、どのくらいが適切ですか?

サービスによりますが、公開から3〜6か月が目安です。最初に決めて、見直しの日をカレンダーに入れておきましょう。

数字は届かないが、手応えは感じる場合は?

原因を探り、改善の見込みがあるかを考えましょう。条件を決めて、もう一度だけ試す判断もあります。

やめるのが、もったいなく感じます。

それまでの費用は戻りませんが、続けて損失を広げるかどうかは、別の判断です。先に決めた基準に照らして、考えてみましょう。

無料相談・相見積もり歓迎

システム開発・AI導入の無料相談・概算見積もり

不要な機能を削ぎ落とす「ミニマル設計」で、高品質な開発を適正価格で実現します。

他社見積もりの妥当性診断 最短即日の概算提示 仕様変更に強いアジャイル

🔒 オンライン相談対応・無理な営業は一切いたしません