この記事の結論

MVPの公開後は、利用者の声を集める仕組みを、小さく用意します。画面内の一言アンケート、フォーム、直接の聞き取りなど、お金をかけずにできる方法から始めましょう。集めた声は、週に1回、まとめて見るのがおすすめです。

1. 声を集めないと、何を直すか分からない

MVPは、公開して終わりではありません。使ってくれた人の声から、何を直すかを決めます。ところが、声を集める仕組みがないと、「どこが使いにくいか」が分からないままになります。

大がかりな仕組みは、必要ありません。小さな方法から、始めましょう。

2. お金をかけずにできる5つの方法

方法やり方向いている場面
画面内の一言アンケート「使ってみて、どうでしたか?」を1問だけ聞く使い終わった直後
問い合わせフォーム気軽に書ける窓口を、目立つ場所に置く不具合や要望の受付
メールでの質問利用から数日後に、一言聞く使い続けているかの確認
直接の聞き取り10〜15分、電話やオンラインで話す深く理由を知りたいとき
使われ方の記録どの画面が、よく見られているかを見る数字で傾向を見たいとき

3. 聞き方のコツ

声を集めるときは、聞き方が大切です。

  • 「満足ですか?」より、「何が一番、役に立ちましたか?」と聞く
  • 質問は、1〜3つに絞る
  • 「使わなかった理由」も、聞く
  • 答えてくれたことへの、お礼を忘れない

特に、使うのをやめた人の声は、改善の大きなヒントになります。

4. 集めた声の整理のしかた

声が集まったら、週に1回、まとめて見る時間を作りましょう。

  • 種類で分ける: 不具合、使いにくさ、新しい機能の要望
  • 数える: 同じ声が、何件あったか
  • 決める: 次の1週間で、直すことを1〜2個選ぶ

すべてに応える必要はありません。多かった声から、順に取り組みましょう。

5. 場面別:こんなときはどうする?

悪い意見が、多く届いたとき:落ち込まず、改善のヒントとして受け止めましょう。具体的な指摘ほど、価値があります。

要望が、人によって正反対のとき:どちらかを選ぶのではなく、どんな場面で困っているかを、詳しく聞いてみましょう。解決策が、別にあることも多いです。

個人を特定できる情報が、含まれるとき:声は、名前を伏せて整理し、共有する範囲も必要な人に限りましょう。

6. まとめと、用語かんたん解説

声を集める仕組みは、小さく、お金をかけずに始められます。集めた声は、週に1回まとめて見て、次に直す点を1〜2個に絞りましょう。

  • フィードバック:利用者からの、感想や意見のこと
  • インタビュー:直接、話を聞くこと
  • MVP:必要な機能だけで作る、小さな最初の版

使うのをやめた人の声は、特に貴重な改善のヒントです。

声を集めることは、一度やって終わりではありません。小さな仕組みを、続けることが、サービスを育てる一番の近道です。

集めた声は、開発会社にも共有しましょう。利用者の言葉をそのまま伝えると、画面や機能の改善の意図が伝わりやすくなります。

7. 声を、次の開発につなげる

集めた声を、開発会社と共有して、次の改善に生かしましょう。数字と声の両方があると、判断しやすくなります。

Ill(イル)株式会社では、MVPの公開後の改善にも対応しています。月額数万円からの継続保守プランもあります(条件は個別にご案内します)。

よくある質問

利用者が少なくても、声は集められますか?

少ない場合こそ、直接の聞き取りがおすすめです。数人でも、深く聞くと、大きなヒントが得られます。

アンケートに、答えてもらえません。

質問を1つに絞り、答えやすい場面(使い終わった直後など)で聞いてみましょう。お礼の一言も効果的です。

要望が多すぎて、全部には対応できません。

それで問題ありません。多かった声と、事業の目的に合うものから、優先して対応しましょう。

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