この記事の結論
MVPの通知は、まず「メール1種類」と「画面内のお知らせ」で足ります。アプリの通知(プッシュ通知)は、使い続けてもらう段階で足せば間に合います。MVPは10万〜100万円(数日〜数週間)が目安で、通知を絞るほど費用と期間を抑えられます。
1. 通知は、あとから足せる機能
通知とは、「新しい返信が届きました」のように、サービスの側から利用者へ知らせる仕組みです。便利ですが、最初の版(MVP)に、すべて入れる必要はありません。
MVPで確かめたいのは、「このサービスを、使いたい人がいるか」です。通知の種類を増やしても、その答えは出ません。むしろ、作る範囲が広がり、費用と期間が増えてしまいます。
まずは、通知の種類を3つに分けて考えましょう。
2. 通知の3種類と、作る手間の違い
| 通知の種類 | 使いどころ | 作る手間の目安 |
|---|---|---|
| 画面内のお知らせ | ログインしたときに、画面の上に表示する | 小さい |
| メール | 登録の確認、予約の連絡など、大事な知らせ | 小〜中 |
| アプリの通知(プッシュ通知) | スマホの画面に、自動で表示する | 中〜大(端末ごとの設定が必要) |
アプリの通知は、スマホ側の許可の確認や、端末ごとの設定が必要で、手間と費用がかかりやすい部分です。
3. 最初は「メール1種類」で足りることが多い
MVPでは、登録の確認と、最低限の連絡だけをメールにするのが現実的です。既存のメール配信サービスを使えば、自分で作らずに済みます。
- 登録の確認: 本人のメールアドレスかを確かめる
- 手続きの完了: 予約・申込みを受け付けた連絡
- 大事な変更: 料金や規約が変わったときの知らせ
メールの文面は、短く、何をすればよいかが一目で分かる形にしておくと、問い合わせも減ります。
4. アプリの通知を、入れたほうがよい場合
次のような場合は、通知を早めに入れる価値があります。
- 予約や配達など、時間が大事なサービスで、知らせが遅れると困る
- メッセージのやりとりが中心で、返信の速さが使い続ける理由になる
- 利用者が、何度も開かないと、使い続けてもらえない
この場合も、最初は1種類だけに絞りましょう。通知が多すぎると、うるさく感じて、オフにされてしまいます。
5. 場面別:こんなときはどうする?
登録のメールが届かない、と言われたとき:迷惑メールの箱に入っていないかを、案内する一文を画面に添えましょう。問い合わせの多くが、これで減ります。
通知の許可を、断られたとき:アプリの通知は、利用者が許可しないと届きません。許可をお願いするタイミングは、使い方に慣れてきた頃が向いています。最初の起動直後に聞くと、断られやすくなります。
通知が多いと言われたとき:種類を減らし、利用者が自分で選べる設定を用意しましょう。通知を減らすことは、機能を減らすことではなく、使い続けてもらうための工夫です。
6. まとめと、用語かんたん解説
この記事のポイントは、最初は「メール」と「画面内のお知らせ」で十分、ということです。アプリの通知は、使い続けてもらう段階で、必要になってから足せば間に合います。
- プッシュ通知:スマホの画面に、アプリが自動で表示する知らせ
- MVP:お客様に試してもらうための、最小限の製品
- メール配信サービス:メールをまとめて送る、既存の仕組み
作る範囲を絞ることは、手を抜くことではありません。確かめたいことに、集中するための工夫です。
7. 判断のしかたと、費用への影響
迷ったら、次の質問で考えてみてください。
- 通知がないと、サービスの価値が伝わらないか
- 通知を、メールで代わりにできないか
- 通知を入れる費用で、ほかの検証ができないか
Ill(イル)株式会社では、MVPを10万〜100万円・数日〜数週間の範囲でご提案しています。通知を含む機能の範囲は、ご要望に合わせて個別にご相談ください。月額数万円からの継続保守プランもあります(条件は個別にご案内します)。
よくある質問
通知機能がないと、利用者は離れてしまいませんか?
MVPの段階では、メールや画面内のお知らせで代用できることが多いです。離れる原因が通知かどうかは、実際に使ってもらって確かめましょう。
プッシュ通知は、あとから追加できますか?
追加できます。ただし、スマホ側の設定が必要なため、最初から設計に入れておくと、あとで手戻りが少なくなります。
メールは、自分で配信の仕組みを作る必要がありますか?
必要ありません。既存のメール配信サービスを使うほうが、費用も期間も抑えられます。
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