この記事の結論
システムを作る機会が年に数回なら、エンジニアを採用するより、外注のほうが安く済むことが多いです。採用すると、給与だけでなく、採用や教育の費用、辞めたときの穴も負担になります。まずは外注でMVP(最小限の試作品)を10万〜100万円・数日〜数週間で作り、効果を見てから採用を考えるのが安全です。
1. 採用すると、給与以外にもお金がかかります
エンジニアを1人採用すると、毎月の給与だけでなく、さまざまな費用が続きます。仕事がない月も、費用は同じようにかかります。これを「固定費」といいます。
- 採用のための費用(求人広告、紹介の手数料など)
- 入社後の教育、パソコンやソフトの費用
- 社会保険など、給与以外の会社の負担
- 辞めたときの引き継ぎと、次の採用の手間
新しい事業を始めたばかりの時期は、仕事の量が読みにくく、固定費が重い負担になりがちです。
2. 外注は、「使った分だけ」払います
外注は、作る内容が決まったときだけ、費用が発生します。作り終えたあとは、必要なときだけ、小さな改修を頼むことができます。
たとえば、小さな試作品なら10万〜100万円・数日〜数週間で作れます。これは、1人を採用して教育する前の期間に、先に事業の見通しを立てるために使えます。
- 仕事が少ない月の費用を抑えられる
- 必要な技術を持つ会社に、その都度頼める
- うまくいかなければ、小さな損失で止められる
3. 採用が向いている場合、外注が向いている場合
採用が向いている場合
- 毎月たえず開発の仕事があり、社内で何年も育てたい
- 会社の中心になる仕組みを、自社で深く把握しておきたい
外注が向いている場合
- 新しい事業を始めたばかりで、先の見通しが立ちにくい
- システムを作る機会が、年に数回ほど
- 一度作ったあとは、小さな修正だけで足りる
4. 迷ったときの判断の手順
- 今後1年に、開発の仕事がどのくらいあるかを書き出す
- 仕事が毎月ある状態か、数回だけかを分ける
- 数回だけなら、まず外注でMVPを作って試す
- 成果が出て、仕事が毎月あると分かったら、採用を考える
先に外注で試して、手応えを見てから採用に進む形なら、判断を間違えたときの損失を小さくできます。
5. 外注と採用を、組み合わせる方法
最初は外注で作り、運用が安定してから、社内の担当者が簡単な修正をできるようにする方法もあります。開発会社に、作り方の説明資料や、使い方の説明をお願いしておくと、引き継ぎが楽になります。
Ill(イル)株式会社では、標準的な規模は100万〜300万円(目安・約1〜2か月)、大規模なものは要件に応じた個別見積もりです。月額数万円からの継続保守プランもあります(条件は個別にご案内します)。
1年間にかかる費用の考え方
採用と外注を、費用の考え方で比べると、次のようになります。金額は一般的な目安であり、実際は条件によって変わります。
| 開発の規模 | 主な内容 | 他社の目安 | Ill(イル)株式会社 | 想定期間 |
|---|---|---|---|---|
| 小さな試作品を1つ作る | 必ず必要な機能にしぼった最初の版。採用せずに、まず試す | 300万〜500万円 | 10万〜100万円 | 数日〜数週間 |
| 標準的な業務システムを1つ作る | 管理画面や、データの一覧・検索を持つ仕組み | 600万〜1,200万円 | 100万〜300万円(目安) | 約1〜2ヶ月 |
| 大規模な開発を続ける | 多くの機能を、長い期間かけて育てる | 1,500万〜3,000万円 | 個別見積もり | 要件により異なる |
エンジニアを採用した場合の費用は、給与のほかに、採用・教育の費用や、社会保険などの会社負担が加わります。
よくある質問
エンジニアを採用するか、外注するか、どちらから始めるべきですか?
仕事の量が読みにくい時期は、外注から始めるのが安全です。まず小さな試作品を作り、効果が見えて、開発の仕事が毎月あると分かってから、採用を考えましょう。
外注した仕組みを、あとから社内で直せますか?
開発会社に、使い方の説明資料や、作り方の説明をお願いしておけば、引き継ぎやすくなります。小さな修正は社内で行い、大きな変更は外注する、という分け方もあります。
外注の費用は、毎月かかりますか?
作る期間だけ費用がかかり、作り終えたあとは、必要なときだけ追加で依頼できます。保守を頼む場合は、月額数万円からのプランがあります(条件は個別にご案内します)。
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