オンプレ物理サーバーからGCP(Cloud Run)への完全移行で運用費65%削減
クライアント業種
ITサービス・Webメディア / 出版・教育
開発期間
約2ヶ月
提供スコープ
現行インフラ調査、コンテナ化設計、Terraformインフラ構築、無停止DBデータ移行、監視アラート設定
1. 課題と導入前のボトルネック
データセンター内の物理サーバーで稼働し続けていたWebシステム。サーバーハードウェアの保守終了(EOSL)が迫り、冗長化もないため停止リスクを抱えていました。
- ハードウェア老朽化と障害時の復旧遅延: 物理サーバーが故障した場合の予備機がなく、復旧に数日を要する事業継続リスクが存在。
- 固定費としての高額なホスティング・保守費用: アクセス増減に関わらず毎月多額のデータセンターラック費用と保守費用が発生。
- 属人化したレガシーミドルウェア構成: 過去の担当者が手作業で設定したApache/MySQL環境がドキュメント化されておらず、更新が困難。
2. Ill(イル)株式会社による設計・開発アプローチ
Ill(イル)株式会社 では、すべての構成をコード化(IaC)し、メンテナンスフリーなフルマネージド・サーバーレス基盤へ移行しました。- アプリケーションの完全Dockerコンテナ化: レガシーコードをコンテナイメージとしてパッケージングし、OS依存・ライブラリ依存を完全解消。
- Cloud Runによるフルマネージド・オートスケール構成: アクセスゼロ時はインスタンス数をゼロにスケールし、トラフィック急増時も数秒で自動拡張するコスト最適構成。
- 無停止DBレプリケーション切り替え: オンプレミスMySQLからGCP Cloud SQLへ継続的レプリケーションを構築し、ダウンタイム約3分で本番切り替えを完遂。
- GitHub Actions + TerraformによるCI/CD自動化: ソースコードのGitプッシュをトリガーに、テスト・ビルド・GCPデプロイを完全自動化。
3. 導入効果とビジネスインパクト(ROI実績)
物理ハードウェアの維持管理・障害対応から完全に解放され、インフラ月額運用コストを65%削減(年間480万円の固定費削減)を達成。
アクセス集中時のページ表示遅延が解消され、開発チームのデプロイ作業時間も1回2時間から3分へ短縮されました。
よくある質問(FAQ)
Q. 移行作業中にWebサイトの長時間のサービス停止は発生しますか?
A. いいえ。DNS切り替えと事前レプリケーション技術を組み合わせるため、メンテナンス停止時間は数分〜数十分の最小限に抑えられます。
Q. AWSとGCPのどちらに移行すべきか比較相談はできますか?
A. はい。貴社のシステム特性(コンテナ適性、DB負荷、既存資産)をヒアリングし、最もランニングコストと運用負荷が低くなるクラウドをご提案します。