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Home > コラム > 基本設計と詳細設計の違い
仕様設計

システム開発における「基本設計」と「詳細設計」の違いとは?役割と作成ドキュメントを解説

公開日: 2026.07.21
著者: 山下 高志 (Ill inc. 代表)
システム開発における「基本設計」と 「詳細設計」の違いとは... ✔ 社内データ連携(RAG) ✔ API連携・自動化 ✔ 導入ROIの最大化
  • システム開発の成否を決める「設計工程」の概要
  • 「基本設計(外部設計)」の役割と作成ドキュメント
  • 「詳細設計(内部設計)」の役割と作成ドキュメント
  • ミニマル開発における「設計ドキュメントのスリム化」
  • 設計工程に関するよくある質問(FAQ)
  • まとめ:設計書は「動くシステム」をつくるための地図である

システムやアプリの開発において、要件定義の次に進むプロセスが「設計(デザイン)工程」です。「何を作るか」を決めるのが要件定義であれば、それを「どのような形で実現するか」を定義するのが設計工程です。

この設計工程は、一般的に「基本設計(外部設計)」と「詳細設計(内部設計)」の2つのステップに分かれています。この2つの違いを理解していないと、開発会社とのコミュニケーションで齟齬が生じたり、設計コストが膨張する原因になります。本コラムでは、各設計の違いと作成されるドキュメントを詳しく解説します。

目次
  • システム開発の成否を決める「設計工程」の概要
  • 「基本設計(外部設計)」の役割と作成ドキュメント
  • 「詳細設計(内部設計)」の役割と作成ドキュメント
  • ミニマル開発における「設計ドキュメントのスリム化」

システム開発の成否を決める「設計工程」の概要

設計工程は、要件定義書に書かれたビジネス上の目的や要望を、開発者がコーディングできる「仕様の設計図」へ落とし込む作業です。

この工程は、**「ユーザーに見える部分(画面や業務フロー)」**を設計する「基本設計」と、**「ユーザーに見えない部分(プログラムのモジュール構成や内部処理アルゴリズム)」**を設計する「詳細設計」に大きく分かれます。

「基本設計(外部設計)」の役割と作成ドキュメント

基本設計(外部設計)とは、ユーザーや発注側から直接見える部分の設計図です。システムがどのように操作され、どのような情報を出力するかを決定するため、発注側(クライアント)と開発会社が一緒にレビューして合意をとる最も重要な設計工程です。

主な作成ドキュメント ドキュメントの役割・内容
画面遷移図・画面レイアウト システムの全画面の構成と、ボタン等を押した際の遷移先の遷移ルールを定義
帳票設計書(出力設計) システムから出力・印刷されるPDFやCSVデータのレイアウトや印字項目を定義
業務フロー(シーケンス図) システム導入後のエンドユーザーと管理者の操作手順や処理の流れを可視化
ER図(データベース論理設計) データの一貫性を保つため、システムが取り扱う情報(エンティティ)同士の関係性を定義

「詳細設計(内部設計)」の役割と作成ドキュメント

詳細設計(内部設計)とは、基本設計で決まった仕様をプログラムコードに変換するために、開発者に向けて書かれる設計図です。

これはユーザーから直接見えない「裏側の処理ロジック」を定義するドキュメントなため、発注側がレビューすることは通常なく、開発会社内部でのプログラミング指示書として使用されます。

  • クラス図・シーケンス図:プログラムの部品(モジュール)間の依存関係や、メモリ上での処理実行タイミングを定義します。
  • 関数(メソッド)仕様書:個々のプログラム部品が受け取る入力値(引数)と、戻り値(返り値)のロジック、例外処理ルールを記述します。
  • バッチ設計書:夜間などに裏側で自動実行されるバッチ処理の起動トリガー、データ抽出ロジック、エラー時の再試行プロセスを定義します。

ミニマル開発における「設計ドキュメントのスリム化」

従来のウォーターフォール開発では、Excelで何百枚もの「詳細設計書」を作成し、修正のたびにドキュメントの整合性を保つ作業(二重管理)に膨大な人件費が費やされていました。

私たち Ill(イル)株式会社 (Ill inc.) では、このドキュメント作成の無駄を徹底的に排除します。

基本設計(画面モックアップとデータ構造)はFigmaなどのプロトタイピングツールとシンプルなマークダウン文書で可視化して合意をとり、詳細設計についてはAIを活用した自動テストコードや、可読性の極めて高いコード(自己文書化コード)へ直接マッピングすることで、ドキュメントの記述工数を半分以下に削減し、その分をプロダクトの実装スピードに還元しています。

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Ill(イル)株式会社では、Webシステムやスマホアプリの新規開発プロジェクトを、無駄な設計や過剰要件を削ることで、どこの開発会社よりも抑えた圧倒的な低コストで開発いたします。他社見積もりが高すぎた方や、まずは安くプロトタイプを作りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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山

山下 高志

Ill inc. 代表取締役

大手SierおよびテックスタートアップでのPMを経て、Ill(イル)株式会社を設立。「必要十分なミニマル設計」を掲げ、数多くの新規事業・アプリ構築のシステムコンサルティングと実装を担当。生成AIワークフローとグローバル混成体制を用いた開発推進を得意とする。

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